むずかしい天皇制 [ 大澤真幸 ]

大澤真幸 木村草太 晶文社ムズカシイテンノウセイ オオサワマサチ キムラソウタ 発行年月：2021年05月26日 予約締切日：2021年04月28日 ページ数：352p サイズ：単行本 ISBN：9784794972637 大澤真幸（オオサワマサチ） 1958年、長野県生まれ。社会学者。個人思想誌『THINKING「0」』主宰。2007年『ナショナリズムの由来』（講談社）で毎日出版文化賞、2015年『自由という牢獄』（岩波現代文庫）で河合隼雄学芸賞をそれぞれ受賞。著書多数 木村草太（キムラソウタ） 1980年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業、同助手を経て、東京都立大学大学院法学政治学研究科法学政治学専攻・法学部教授。専攻は憲法学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　現代における天皇制の諸問題ー象徴、人権、正統性（天皇制とはどんなゲームか／普遍的価値を考える唯一の手がかり　ほか）／第2章　歴史としての天皇制ー上世、中世、近世まで（天皇制を歴史的に振り返る／「天皇断絶説」と「天皇連続説」の対立　ほか）／第3章　近代の天皇制ー明治維新から敗戦まで（江戸幕府末期の天皇制／新しい「われわれ」の必要性　ほか）／第4章　戦後の天皇制ー憲法、戦後処理、民主主義（ポツダム宣言前後の情勢／「無条件」以上に降伏した日本　ほか） 天皇とは何か。天皇制は何のために存在しているのか。天皇の家系は、どうして他の家系と比べて特別に高貴なのか。こうしたことを誰にも納得できるように説明することは、とてもむずかしい。だがいかにむずかしいとしても、天皇制こそが、日本人である「われわれ」は何者なのかを、理解する上での鍵なのだ。天皇制の過去、現在を論じることを通じて、日本人とは何か、日本社会の特徴はどこにあるのかを探究する刺激的対談。社会学者と憲法学者が、誰もが答えられない天皇制の謎に挑戦する。 本 人文・思想・社会 政治