カウンセラーが語るモラルハラスメント 人生を自分の手に取りもどすためにできること/谷本惠美

最初の二分の一と後半の四分の一を読みました。 私は医者と患者の関係でしたが、その時おかしいと思いながらも、何故離れられなかったのか、何故離れてからも辛いのか、何故あんなに自分を責めたのか、腑に落ちました。 頼っていった医者に、この本に書いてあった様に、最初は可愛がられ、そのうち駄目出しされ続ける様になり、最後は感情のはけ口にされ、それでも新しい病院に移る決心がつかず…。 本当に｢ほぼ私だな｣と思いました。 今身動きが出来なくて苦しんでいる人には、是非読んでみてもらいたいと思います。 すぐに行動に移せないかもしれませんが、自分に何がおきているのか頭の中を整理するだけでも、全然違うと思います。 もっと早くに出会いたかった本です。 真ん中の四分の一を読んでいないので、星4つで。

暴力的なコミュニケーションに曝された被害者にとって、柔らかく繊細さを感じさせる言葉選びで、安心して読みすすめられます。学術的な専門書で知識を得ようという被害者の方には、こちらの一読をお勧めします。柔らかな文章だけでなく、理性的視点に立った現実的なアドバイスもあり、たくさんの事例に向き合われた経験がおありなのだなぁと推察される内容です。