万葉集の発明 新装版

国民国家と文化装置としての古典 品田 悦一 新曜社マンヨウシュウノハツメイシンソウバン シナダ ヨシカズ 発行年月：2019年05月07日 予約締切日：2019年04月09日 ページ数：360p サイズ：単行本 ISBN：9784788516342 品田悦一（シナダヨシカズ） 1959年群馬県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程（国語国文学）単位取得修了。上代日本文学専攻。現在、東京大学教授（大学院総合文化研究科）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　天皇から庶民までー『万葉集』の国民歌集化をめぐる問題系（国民歌集の構造／子規の再発見という通念／金属活字版『万葉集』の出現／一八九〇年という画期／国民の全一性の表象）／第2章　千年と百年ー和歌の詩歌化と国民化（国民歌集の前史／『新体詩抄』と和歌改良論／国文学と国民文学／子規のスタンス／国民歌集と国民教育）／第3章　民族の原郷ー国民歌集の刷新と普及（民謡の発明／万葉びとの創成／異端者伊藤左千夫／教育者の聖典ー島木赤彦の万葉集1／伝統の発達ー島木赤彦の万葉集2） 『万葉集』はいかにして「国書」の王座についたか？“天皇から庶民まで”が参加し、“日本民族の原郷”といわれる『万葉集』。しかしこの歌集が「古典」となったのは、国民国家の成立を補強するためであった。新元号で脚光をあびる「万葉集」について画期的事実を解明した書。緊急重版。 本 人文・思想・社会 文学 詩歌・俳諧

出版社名：新曜社
著者名：品田悦一
発行年月：2019年05月
版：新装版
キーワード：マンヨウシュウ ノ ハツメイ、シナダ,ヨシカズ