実録 明治学院大学〈授業盗聴〉事件 -盗聴される授業、検閲される教科書-

盗聴される授業、検閲される教科書 寄川条路 社会評論社ジツロク　メイジガクインダイガク　ジュギョウトウチョウジケン ヨリカワジョウジ 発行年月：2021年08月16日 予約締切日：2021年07月16日 ページ数：144p サイズ：単行本 ISBN：9784784515912 寄川条路（ヨリカワジョウジ） 1961年生。ボーフム大学大学院を修了、哲学博士。愛知大学教授、明治学院大学教授などを歴任。専門は思想文化論。日本倫理学会和辻賞、日本随筆家協会賞などを受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　明治学院大学“授業盗聴”事件とは／第1章　授業の盗聴と教科書の検閲ー教授側の主張／第2章　組織を守るための秘密録音ー大学側の主張／第3章　無断録音を謝罪して和解へー裁判所の判断／第4章　教員解雇事件と職員解雇事件ー二つの明治学院大学事件／第5章　「学問の自由」の侵害ー新聞報道から／第6章　明治学院大学の「犯罪」ー論説記事から／第7章　大学の危機と人権侵害ー学術書籍から／終章　紛争終結ではなく真相究明をー裁判経験から 大学当局が教授に無断で講義を録音し、告発した教授を解雇した明治学院大学授業盗聴事件。「日本の大学界の病弊を象徴する大事件」と呼ばれたこの事件をきっかけに、編者は大学における学問・教育・表現の自由について関係者とともに問い続けてきた。本書は、事件の発生から東京地裁による解雇無効判決を経て、和解にいたるまでの事件の全貌を明らかにする。日本の大学が直面する問題を取り上げる論集「学問の自由」シリーズの第五弾。 本 人文・思想・社会 教育・福祉 教育