幻想と怪奇2 人狼伝説 変身と野生のフォークロア

牧原 勝志(合同会社パン・トラダクティア） 新紀元社ゲンソウトカイキニジンロウデンセツヘンシントヤセイノフォークロア マキハラカツシゴウドウガイシャパントラダクティア 発行年月：2020年05月25日 予約締切日：2020年04月21日 ページ数：288p サイズ：単行本 ISBN：9784775318249 中世篇ー魔狼の呪い（人狼（『人狼ヴァグナー』第十二章）（ジョージ・W．M．レノルズ）／狼人間（リーチ・リッチー））／異郷篇ー野獣への変容（ランニング・ウルフ（新訳）（アルジャーノン・ブラックウッド）／ある探検家の死（H．R．ウェイクフィールド）／屋敷の主人（オリヴァー・オニオンズ））／インタビュー　菊地秀行インタビュー　銀幕の人狼たち／モダンホラー篇ーかれらは潜んでいる（魔犬（新訳）（フリッツ・ライバー）／ピア！（デール・C．ドナルドスン）／闇はもう戻らない（ジェイムズ・ブリッシュ）／森になる（井上雅彦）／老人とオオカミ（安土萌））／現代篇ーこの街のどこかにも（ゴミ箱をあさる（ニーナ・キリキ・ホフマン）／おじいさまの画帳（スティーヴ・ラスニック・テム）） ヨーロッパに広く伝わる伝説の存在ー人狼。人と獣のあいだを行き来するものたちは、呪われた怪物なのか、あるいは選ばれて野生の能力を得た者なのか。名のみ高い古典作品『人狼ヴァグナー』をはじめとする英国怪奇小説から、パルプ・フィクションを経て現代の都市伝説にまで脈々とつながる、変身と野生のフォークロアをここに追究する。 本 人文・思想・社会 文学 文学全集