プロジェッティスタの控えめな創造力 イタリアンデザインの静かな革命

イタリアンデザインの静かな革命 多木陽介 慶應義塾大学出版会プロジェッティスタノヒカエメナソウゾウリョク タキヨウスケ 発行年月：2024年10月28日 予約締切日：2024年10月27日 ページ数：288p サイズ：単行本 ISBN：9784766429855 多木陽介（タキヨウスケ） 批評家、アーティスト。1962年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学（演劇）専攻博士課程中退。1988年に渡伊、現在ローマ在住。渡伊後は、演劇活動や写真を中心に各地で展覧会を行う。近年は自然・社会・精神のエコロジーを主題に、執筆・翻訳活動の他、展覧会の企画、刑務所内での文化活動、そして現代イタリアで「控えめな創造力」の実践者を訪ね歩く教育活動「移動教室」に取り組む（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　物の時代の終わりー世界から手を引いた人間の肖像／第2章　創造力の現在ー危機的状況と可能性／第3章　「物」という歴史を繙くー物を言語として読みとる作り手たち／第4章　やることで理解するー包括的な知性／創造力の回復を目指して／第5章　根源への下降ー技術至上主義からの脱却／第6章　二〇世紀のブリコラージュー未開社会起源の控えめな創造力／第7章　透明さへの衝動ー控えめな創造力の中に蠢く合理主義の思想／第8章　「誘導の科学」というパンドラの箱ーコミュニケーションの技術化の果てに／第9章　日本にもたらされたプロジェッタツィオーネー城谷耕生の仕事／第10章　拡大された創造力論へー自然を創造力の主体として受け入れる 達意のデザイナーは達意の観察者だった。職業としてのデザイナーが確立される戦後イタリアで、暮らしに寄り添い、人間的なクリエイションに心血を注いだ人々がいた。自らを「プロジェッティスタ」と称した探究者たちの思索と行動、そしてその継承可能性に迫る。 本 ホビー・スポーツ・美術 美術 デザイン