社会主義的近代化の経験―幸せの実現と疎外―

幸せの実現と疎外 小長谷有紀 後藤正憲 明石書店シャカイ シュギテキ キンダイカ ノ ケイケン コナガヤ,ユキ ゴトウ,マサノリ 発行年月：2011年04月 ページ数：346p サイズ：単行本 ISBN：9784750333960 小長谷有紀（コナガヤユキ） 国立民族学博物館教授。京都大学文学部卒業、京都大学大学院博士課程単位取得退学 後藤正憲（ゴトウマサノリ） 北海道大学スラブ研究センター助教。大阪大学人間科学部卒業、大阪大学大学院博士号取得退学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序　経験された社会主義の比較／1　近代と伝統（「社会主義」は経験されたか？ービルマ農村における調査事例から／近代のプロジェクトとしての村落調停ー社会主義建設期ベトナムの和解組制度にみる共同体の物語／ベトナム南部少数民居住区における「文化的な村建設」運動と儀礼的実践の現在）／2　マテリアルと表象（「フジュム」への視線ー1920年代ソ連中央アジアにおける女性解放運動と現代／スターリン期ソ連文化におけるジェンダー表象ー映画、美術における女性イメージ／偽史の想像力ーイリヤ・カバコフ「架空の芸術家」の伝記）／3　認識と信仰（ベトナム社会主義における「人間」の位置／宗教と「ホーチ・ミン崇拝」ーカオダイ教組織の「記念儀礼」という社会主義的経験／ボンチ＝ブルエヴィチとレーニン廟の思想）／4　経験と記憶（モンゴルにおけるポスト・スターリン時代の憂鬱ー「知識人の迷い」と名づけられた抵抗／ポスト社会主義期ルーマニアにおける語りと現在ー調査地で「聞き取る」ということ／思い出すために忘れるーチュヴァシ農村における集団化の記憶） 本 人文・思想・社会 社会科学