平安時代の年官と地方社会 都と諸国の人的ネットワーク

都と諸国の人的ネットワーク 手嶋　大侑 吉川弘文館ヘイアンジダイノネンカントチホウシャカイ テシマ　ダイスケ 発行年月：2025年03月04日 予約締切日：2025年03月03日 ページ数：304p サイズ：単行本 ISBN：9784642046879 手嶋大侑（テシマダイスケ） 1992年三重県生まれ。現在、同朋大学文学部専任講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　年官制度研究の軌跡と本書の課題／第一部　本籍地回避の原則と年官（受領の地方支配と本籍地回避／年官制度の展開ー中央と地方をつなぐ新たな方途の成立ー／付論　高子内親王家の庄園経営）／第二部　年官と地方支配（平安中期における受領と年官／付論1　花山院と藤原実資／平安中期の年官と庄園／平安後期における年官の変容／付論2　『除目申文之抄』と藤原伊通の除目書『九抄』）／終章　平安貴族社会と年官 上級の皇族・貴族に毎年与えられた、下級地方官や京官への官職推薦権である「年官」は、平安時代においてどのように活用されたのか。都の貴族による庄園の経営や、受領による地方有力者の編成などを追究。人的ネットワークを形成・維持・強化する手段として年官を捉え、中央と地方の両視座から、その運用の実態と役割を解明し、歴史的意義を提示する。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史