中世前期政治史研究 [ 元木　泰雄 ]

元木　泰雄 吉川弘文館チュウセイゼンキセイジシケンキュウ モトキ　ヤスオ 発行年月：2024年08月27日 予約締切日：2024年06月12日 ページ数：440p サイズ：単行本 ISBN：9784642029889 元木泰雄（モトキヤスオ） 1954年兵庫県に生まれる。2024年没（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 総論　院政の展開と内乱（院政時代像の転換／後三条と白河の親政ー摂関政治から院政へ／治天の君の誕生ー白河院政の開始／強訴と京の武士ー京を取り巻く武力／摂関家の再興ー忠実と鳥羽院政／内乱の勃発ー保元・平治の乱／王権への挑戦ー清盛と平氏政権／源平の争乱ー解体と創出）／第1部　公武政権の展開（院政期の権門ー内乱と武士政権の分立／源氏物語と王権）／第2部　官位と身分秩序（五位中将考／平安末期の村上源氏／諸大夫・侍・凡下）／第3部　受領と院近臣（院政期信濃守と武士／伏見中納言師仲と平治の乱／藤原成親と平氏／講演　平安後期の伊予守と源平争乱）／第4部　王権と都市（京の変容ー聖域と暴力／福原遷都の周辺／福原遷都と平氏政権／平安後期の侍所についてー摂関家を中心に） 摂関政治から院政への移行、平氏の軍事独裁、鎌倉幕府の成立へと、内乱を招きつつ政治構造が大きく変化した中世前期。天皇家・公家・武家など権門の動向を軸に公武政権の展開を辿り、福原遷都を手掛かりに都と王権とのかかわりを解明する。貴族の家格の成立や、受領・院近臣の動向、刑罰の変遷などから新時代の身分秩序の形成にも迫る、集大成の書。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史