中世仏教絵画の図像誌

経説絵巻・六道絵・九相図 山本　聡美 吉川弘文館チュウセイブッキョウカイガノズゾウシ ヤマモト　サトミ 発行年月：2020年02月14日 予約締切日：2019年12月18日 ページ数：504p サイズ：単行本 ISBN：9784642016636 山本聡美（ヤマモトサトミ） 1970年、宮崎県に生まれる。2002年、早稲田大学大学院文学研究科芸術学（美術史）専攻博士後期課程単位取得満期退学。2007年、博士（文学）。大分県立芸術文化短期大学専任講師、金城学院大学准教授、共立女子大学教授を経て、早稲田大学文学学術院教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序　日本中世の絵画と経説／1　経説絵巻論（「地獄草紙」「餓鬼草紙」ー経説絵巻の手法／「病草紙」ー経説から説話へ／「辟邪絵」ー経説の痕跡／「伴大納言絵巻」ー破戒の図像／「粉河寺縁起絵巻」ー救済の図像）／2　宝蔵絵論（後白河上皇と常盤／光長ー宝蔵絵誕生と絵師伝説／「放屁合戦絵巻」ー中世後期の宝蔵絵再生）／3　六道絵論（「六道絵」の淵源ー鳥羽安楽寿院の炎魔天堂／「六道絵」の構成ー聖衆来迎寺本「閻魔王庁幅」の位置／「六道絵」の構図ー聖衆来迎寺本「地獄四幅」に見る階層構造／「六道絵」の伝来ー聖衆来迎寺本の修復と移動／「六道絵」の異本ーフリーア美術館本の図像と様式／「六道絵」の終焉ー出光美術館本と中世末期南都の信仰）／4　九相図論（九相図の源流ー経説から文学へ／九相図の生成ー不浄と無常の図像／九相図の変容ー転生する身体） 日本美術史は、仏教との関係を看過して語りえない。漢訳仏典を淵源とする図像が絵巻や掛幅に広く用いられ、時に、世俗の文学や伝承とも結びついて多義的な意味と霊性を獲得した。因果応報観に基づく絵巻、六道輪廻と救済を説く六道絵、朽ちてゆく死体を描く九相図など、中世日本における闇の表象を取り上げ、各々の図像成立と受容の歴史に迫る。 本 人文・思想・社会 宗教・倫理 仏教 人文・思想・社会 歴史 日本史 ホビー・スポーツ・美術 美術 日本美術 ホビー・スポーツ・美術 美術 その他

著：山本聡美
出版社：吉川弘文館
発行年月：2020年02月
キーワード：ちゆうせいぶつきようかいがのずぞうしきようせつえま チユウセイブツキヨウカイガノズゾウシキヨウセツエマ やまもと さとみ ヤマモト サトミ