地域研究へのアプローチ:グローバル・サウスから読み解く世界情勢

グローバル・サウスから読み解く世界情勢 児玉谷　史朗 佐藤　章 ミネルヴァ書房チイキケンキュウヘノアプローチ コダマヤ　シロウ サトウ　アキラ 発行年月：2021年04月16日 予約締切日：2021年03月16日 ページ数：284p サイズ：単行本 ISBN：9784623090938 児玉谷史朗（コダマヤシロウ） 一橋大学名誉教授 佐藤章（サトウアキラ） アジア経済研究所主任研究員。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士（社会学） 嶋田晴行（シマダハルユキ） 立命館大学国際関係学部教授。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。博士（グローバル社会研究）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1部　「地域」から「世界」へーグローバル・サウスからのアプローチ（地域研究とグローバル・サウスー理論とそのアプローチ／地域研究のアプローチー図書館とフィールドの間で）／第2部　貧困ーグローバル・サウスの経済的形成（グローバル・サウスと「途上国」ー途上国とは何か？／貧困の系譜と地域研究ー「開発」の矛盾を克服するために／貧困削減の機械か？土地収奪か？ーラオス北部の中国企業のバナナ栽培が小規模農民の暮らしに与える影響）／第3部　移民・難民ーグローバル・サウスの越境する人々（ドイツにおける難民問題ージェンダーの視点からの分析／「移民問題」「難民問題」の起源ードイツ領南西アフリカ／ナミビアを中心に考える／北の大地のベトナム人ー技能実習生と北海道の地域社会について考える）／第4部　紛争ーグローバル・サウスにおける政治変動（紛争とはどんなものだろうかーアフリカの紛争から学ぶ／実体と虚構のはざまを生きるー南スーダンの人々からみた「民族紛争」／「沖縄問題」をつきくずす地域研究の視点ーグローバル・サウスとしての沖縄）／第5部　開発ーグローバル・サウスにおける国民国家の再編成（グローバル・サウスと開発援助ー貧困削減レジームの変容を中心に／地域研究をジェンダー化する試みータイの事例から／国家再編成における教育政策と国際支援ーモンゴルの事例から／グローバリゼーション時代の地域研究ーアフリカ二国比較地域研究序説） 地域研究とは、フィールドワークなどを通じて、その地域の固有性を描き出し、他地域との比較をすることによって、世界をあらためて理解しようと試みる学問である。テレビや新聞、インターネットのニュースでは、貧困、格差の拡大、移民・難民、紛争など世界各地の出来事が連日報道されている。本書では、いま日本にいる自分たちと世界の出来事とがどのように結びついているかを考えるために、その視点と具体的な方法を提示し、グローバリゼーションに伴う「グローバル・サウス」での諸問題を読み解く「地域研究」へのアプローチを紹介したい。 本 人文・思想・社会 社会科学

編著:児玉谷史朗　編著:佐藤章　編著:嶋田晴行
出版社:ミネルヴァ書房
発売日:2021年03月
キーワード:ちいきけんきゆうえのあぷろーちぐろーばるさうすから チイキケンキユウエノアプローチグローバルサウスカラ こだまや しろう さとう あき コダマヤ シロウ サトウ アキ