写真講義

ルイジ・ギッリ 萱野有美 みすず書房シャシンコウギ ルイジギッリ カヤノユウミ 発行年月：2014年06月26日 ページ数：243， サイズ：単行本 ISBN：9784622078364 ギッリ，ルイジ（Ghirri,Luigi） 1943ー1992。レッジョ・エミリア県スカンディアーノ生まれ。写真家。コンセプチュアル・アーティストたちとの共同制作をきっかけに写真を始める。アジェ、ウォーカー・エバンス、アンドレ・ケルテスらの影響を受け、1973年より本格的に写真制作に向かい、実験的な写真表現を探究。1980年以降は、主にイタリアの風景と建築、とりわけ生涯暮らしたレッジョ・エミリア周辺の風景をテーマに活動。建築家アルド・ロッシとの共同制作や画家ジョルジョ・モランディのアトリエ撮影など、室内のテーマにも取り組んだ。1977年には出版社Punto　e　Virgolaを設立。1992年急逝。享年49 萱野有美（カヤノユウミ） 1975年千葉県生まれ。東京外国語大学外国語学部欧米第二課程（イタリア語）卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 好事家かもしれない私の情熱／自分を忘れる／探究／カメラ／実習／露出／「見えていたように撮れていない」／歴史／透明さ／敷居／自然のフレーミング／光、フレーミング、外部世界の消去／音楽のためのイメージ 捨てられない絵葉書のような、密やかなイメージを撮りつづけた写真家ルイジ・ギッリ（1943ー1992）。その何気ない一枚の背後には、イメージに捉われ、イメージを通して思考する理論家ギッリがいる。自らの撮影技術を丁寧に示しながら、写真の魅力を熱く静かに語りかける。イタリア写真界の無名の巨匠がのこした最後の授業。 本 ホビー・スポーツ・美術 カメラ・写真 カメラ