奇想科学の冒険 近代日本を騒がせた夢想家たち （平凡社新書）

近代日本を騒がせた夢想家たち 平凡社新書 長山靖生 平凡社キソウ カガク ノ ボウケン ナガヤマ,ヤスオ 発行年月：2007年06月 ページ数：226p サイズ：新書 ISBN：9784582853797 長山靖生（ナガヤマヤスオ） 1962年茨城県生まれ。評論家、歯学博士。鶴見大学歯学部卒業。歯科医の傍ら、文芸評論、社会時評などの執筆活動を展開。96年、『偽史冒険世界』（ちくま文庫）で大衆文学研究賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　それでも地球は動じないー佐田介石／第2章　「進歩」の発見、「啓蒙」の歓びー近藤真琴／第3章　進化論は帝国主義を讃美するかー加藤弘之と丘浅次郎／第4章　人権を乗せた軍艦ー矢野龍溪／第5章　ユートピアの発明家ー村井弦斎／第6章　森鴎外が畏れたメスメリストー渋江保／第7章　ロボットは聖君子の夢を見るかー西村真琴／第8章　詐欺に触発された発明ー横光利一と長山正太郎 時代の変化が激しかった明治から昭和初期には、人類の進歩、豊かな未来、理想社会の実現のため、科学に取り組み、発明に熱中した人たちが数多くいた。文学の世界でも、理想社会を描いた空想小説が多く発表された。今から見ると、これらは珍奇なものではあるのだが、ここには、近代を動かした精神のうねりが刻まれている。「奇想科学」に邁進した人たちの思考と生涯を通して、近代日本を動かした社会的夢想を掘り起こす。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 歴史 伝記(日本） 新書 その他