紛争が戦争とならないために 国際法による制御の可能性

国際法による制御の可能性 西 平等 日本評論社フンソウガセンソウトナラナイタメニ ニシ タイラ 発行年月：2025年05月16日 予約締切日：2025年03月26日 ページ数：366p サイズ：単行本 ISBN：9784535528529 西平等（ニシタイラ） 関西大学法学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　国際法はいかにして紛争の制御に寄与するか／第1部　国際法諸規範の意義（自決原則に基づく分離要求への国際連盟理事会の対応ーオーランド諸島帰属問題（1920年）／領域国際法の不確定性とコソボ紛争の余韻　ほか）／第2部　軍事活動スキームへの移行の回避（グレーゾーン事態対処の法的制御／海空域インシデントと武力紛争の間ー領域侵入事案に見る国際法の紛争制御機能）／第3部　国際裁判の役割（国際紛争平和的処理手続による紛争制御の試みーコスタリカの例／チャド・リビア領土紛争ー戦争が紛争になるために　ほか）／第4部　強制力の使用（コルフ島事件（1923年）における国際法の多層性ー囲い込まれた復仇／ロシアのウクライナ侵攻を契機とするもう一つの戦争の抑制ー第三次世界大戦を現実のものとしないために）／第5部　現下の紛争の制御について（ロシア・ウクライナ戦争の制御における国際法の役割ー一方的強制措置（経済制裁）の文脈で／安保理常任理国を当事者とする侵略戦争において国連にできることはあるか　ほか） 国際法は、紛争を抑え、収束を導くことができるのか？18人の国際法研究者が考える、紛争制御のために国際法が果たす役割とは。ロシア、ウクライナ、パレスティナなど、現下の紛争制御に関する論文も収録。 本 人文・思想・社会 法律 法律