通常学級のユニバーサルデザイン　プランZero 気になる子が多いクラスを変える5つのテクニック

教員は「多くの児童生徒が理解できる授業のために」と、様々な手立てを取り入れて授業づくりに取り組んでいると思う。 全く同じ手立てであったとしても、授業づくりに取り組む教員自身が、児童生徒の困難さを意識した手立てとして授業に採用するかどうかでその手立てに対する価値が変わってくる。 文科省の調査(2012)によると、通常の学級であっても要支援（と思われる)児童生徒は６．５％いる。新学習指導要領でも、「通常の学級の授業でも要支援(と思われる）生徒がいる前提で授業づくりせよ」といわれているように、今後は児童生徒の発達の遅れに視点を当てた授業づくりが必要となった。これまで教員が取り組んできた手立てが、「実はUDに視点を取り入れた手立てだったんだ」いう意味づけと、UDの視点を取り入れた手立て考案の参考となり得る1冊。 「特別支援教育は特別なもの（で、通常の学級を担当する私には関係がない）」または、もうあり得ないと思うが「特別支援教育は特別支援学級の児童生徒のもの」という考えの教員に読んでいただきたい1冊。 「特別支援教育」と聞けばアレルギーを起こしがちな教員へ。「すでに特別支援教育にかかわっていますから」