生き方について哲学は何が言えるか (ちくま学芸文庫)

ちくま学芸文庫　ウー27ー1 バーナド・ウィリアムズ 森際　康友 筑摩書房イキカタニツイテテツガクハナニガイエルカ バーナド　ウィリアムズ モリギワ　ヤストモ 発行年月：2020年11月12日 予約締切日：2020年09月19日 ページ数：480p サイズ：文庫 ISBN：9784480097910 ウィリアムズ，バーナド（Williams,Bernard） 1929ー2003年。イングランド生まれ。哲学者。オクスフォード大学卒業。ケンブリッジ大学、オクスフォード大学教授など歴任 森際康友（モリギワヤストモ） 1950年、兵庫県生まれ。明治大学特任教授、名古屋大学名誉教授。専攻は法哲学・法曹や医療者の倫理 下川潔（シモカワキヨシ） 1953年、福岡県生まれ。学習院大学教授。専攻はイギリス哲学・倫理学・政治哲学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　ソクラテスの問／第2章　アルキメデスの支点／第3章　基礎づけの試みー幸福／第4章　基礎づけの試みー実践理性／第5章　倫理学理論のスタイル／第6章　理論と偏見／第7章　言語論的転回／第8章　知識、科学、収斂／第9章　相対主義と反省／第10章　道徳、この特異な制度 生き方について哲学がどれほどの道しるべとなりうるかを考察した名著。近代の論証的合理性がわれわれの倫理的思考を損なっているという認識に立ち、道徳哲学の現状が議論される。「人はいかに生きるべきか」。ソクラテスのこの問いかけは、現代世界ではおよそ共通の答をもちえない。生き方についての確信は、知識による確実性や特定の信条への決断ではなく、“自信”の問題として捉えるべきだと著者は説くー。古代ギリシャにおける哲学的思惟の豊かさを再発見し、純粋な理論と先入見に満ちた実践へと分裂した倫理に統合の展望を与える。 本 人文・思想・社会 宗教・倫理 倫理学 文庫 人文・思想・社会