ケアの形而上学

森村修 大修館書店ケアノケイジジョウガク モリムラオサム 発行年月：2020年06月19日 予約締切日：2020年05月08日 サイズ：単行本 ISBN：9784469268959 森村修（モリムラオサム） 1961年群馬県に生まれる。1985年法政大学文学部哲学科卒業。1993年東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。白〓女子短期大学非常勤講師、九州歯科大学専任講師などを経て、法政大学国際文化学部教授。博士（文学）。専門は現象学、フランス現代哲学、応用倫理学、日本近代・現代思想（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　暴力被害者のケアー“生き延びる（survival）”ことの倫理（“生き残ること”と“生き延びること”／「子ども虐待」という“社会・政治的暴力”ー「トラウマ」の連鎖　ほか）／第2章　「生き延びる者」へのケアー長寿高齢社会の現実（哲学的課題としての「認知症」ー哲学者マラブーの挑戦／「認知症」が問いかけるもの　ほか）／第3章　“社会的孤立者”へのケアー「孤独死」社会における倫理（「孤独死」の現在／「ひとりで死ぬこと」の意味ー「スピリチュアリティ」の“ケア”　ほか）／第4章　“からだ”と“ことば”のケア倫理（“からだ”という問題圏ー“からだ”は所有物か？／東洋的心身論の試みー湯浅泰雄の“身体”論　ほか）／第5章　「生存の美学」としてのケアー“ケア”が“アート”に出会う“場所”（「アウトサイダー・アート」と「アート・セラピー」／ダーガーの生きた世界ー「アート作品」としての生　ほか） 「ただそこにあること」こそケア。愛猫の看取り、父親の認知症、先輩の孤独死、友人に教えられたアート作品ー著者が関わる人々や環境がもたらした感慨によって深まる「ケア」の形而上学的問いは、フッサール・富士谷御杖・マラブーといった碩学の考察を引きながら刺激的に展開し、知的興奮を呼び起こさずにはいられない。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 その他 人文・思想・社会 宗教・倫理 倫理学

出版社名：大修館書店
著者名：森村修
発行年月：2020年07月
キーワード：ケア ノ ケイジジョウガク、モリムラ,オサム