多粒子系の量子力学から構築する新しい統計力学

佐宗哲郎 風詠社 星雲社タリュウシケイ ノ リョウシ リキガク カラ コウチクスル アタラシイ トウケイ リキガク サソウ,テツロウ 発行年月：2019年06月 予約締切日：2019年05月31日 ページ数：184p サイズ：単行本 ISBN：9784434260483 佐宗哲郎（サソウテツロウ） 1951年生。東京大学工学部卒業、東北大学理学研究科修了、理学博士。埼玉大学理学部教授を経て、埼玉大学名誉教授。専門分野は物性理論（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　統計と確率／第2章　マクスウェルの気体分子運動論／第3章　量子力学から量子統計力学へ／第4章　小正準集合とエントロピー／第5章　正準集合と自由エネルギー／第6章　大正準集合と量子統計／第7章　相互作用のある系と相転移の理論／付録A　数学公式／付録B　統計力学のまとめ 本書は、既存の統計力学の教科書と異なり、多粒子系の量子力学から直接、量子統計力学を導き出していることが最大の特徴です。密度行列と長時間平均という手法を用いますが、丁寧に説明していますので、通常の量子力学を理解していれば、問題なく読むことができます。これにより、多少の仮定は用いるものの、量子統計力学がごく自然な形で導き出されます。 本 科学・技術 物理学