第7版 SPC&匿名組合の法律・会計税務と評価

内容紹介 金融商品取引法・不動産特定共同事業法の改正、ブロックチェーン技術によるクラウドファンディング等、 最新情報を網羅。SPC及び匿名組合の法的性格、会計・税務処理ならびに投資ストラクチャーについて徹底詳解。 【目次】 第1章?SPCの法律・会計税務 第1節?SPCのメリットと流動化スキームのチェック 1?SPC一般のメリットと法体系 2?流動化スキームの組成チェックリスト 3?ヴィークルの選択と導管性要件 4?海外SPCをめぐる税務上の取扱い 第2節?SPCおよび特定目的会社の法律 1?SPC一般に関する法律問題 2?一般社団法人の利用 第2章?匿名組合の法的性格 第1節?匿名組合とは 1?匿名組合の起源と沿革 2?各国の匿名組合制度および類似の制度 第2節?匿名組合の法的性格 1?商法における匿名組合の規定 2?出資法と匿名組合 3?匿名組合と内的組合 4?匿名組合に対する出資の性格 5?匿名組合と倒産 6?匿名組合契約書の作成 7?匿名組合の会員規約の例 第3節?金融商品取引法との関係 1?改正の概要 2?有価証券の定義の拡大 3?開示規制 4?業規制 5?具体的スキームでの確認 第3章?匿名組合の会計処理と会計監査 第1節?匿名組合の会計の意義 第2節?不動産ファンド等にみる匿名組合の会計報告 1?不動産ファンド等にみる匿名組合の会計報告 2?営業者と匿名組合の貸借対照表 3?営業者の損益計算書および利益分配計算書 4?営業者の会計処理と現金の分配 5?出資者の会計処理 第3節?典型的ケースでの会計処理例 1?契約条件別の会計処理例 2?金融商品会計基準に基づく会計処理 3?期中に出資金勘定を増減した場合の会計処理 第4節?会計処理に関する信託説の考え方 1?信託の仕組み 2?投資家の二重性 3?執行事業者の倒産 4?信託財産の分別管理 5?信託の会計 6?信託の税務 第5節?商法19条と企業会計原則との関係 第6節?匿名組合会計をめぐるその他の問題点 1?脱退・解散・清算の処理 2?匿名組合の営業者に対する報酬の処理 3?SPC方式と本体方式 4?匿名組合の会計監査 5?営業者固有持分の処理 第4章?匿名組合の税務 第1節?匿名組合の基本構造 1?匿名組合の課税構造 2?匿名組合の主要な税務規定 3?匿名組合出資持分の譲渡 4?金融商品取引法および信託法および法人税法の「有価証券」の定義 第2節?損益分配と現金分配 1?損益分配の配当たる性格 2?分配金の課税時期 3?金銭分配に係る源泉税の取扱い 第3節?匿名組合と他の団体との区分等 1?匿名組合と他の団体 2?個人の所得区分 第4節?組合事業等による損失がある場合の取扱い 第5節?実務上の留意点 1?匿名組合において税務調整項目がある場合の取扱い 2?匿名組合契約終了時の処理 3?流通税 4?消費税 5?土地重課 6?租税条約により課税されないケース 第5章?SPCの資産評価 第1節?SPCの資産評価 1?一般のSPCの資産評価 2?SPC法に基づく特定目的会社の資産評価 3?ESG不動産の評価 第2節?移転資産のデュー・ディリジェンス 1?デュー・ディリジェンスについて 2?デュー・ディリジェンス業務における各専門家の役割 3?デュー・ディリジェンスに係る報告事項 4?債権および不動産の証券化における評価 5?財務諸表のための価格調査に関する実務指針 6?「鑑定評価等概要」の記載事項等についての通達 7?ESGとSDGs 第3節?その他投資信託等の評価 1?信託・会社型投信の評価 2?匿名組合員の出資金評価 3?匿名組合の出資金の相続税評価額 4?個人投資家の出国時課税における評価 第6章?SPCに関する会計基準 第1節?金融資産の認識の中止要件 1?国際会計基準/国際財務報告基準 2?米国会計基準 3?日本の会計基準 第2節?不動産の認識の中止要件 1?国際会計基準/国際財務報告基準 2?米国会計基準 3?日本の会計基準 第3節?連結会計 1?国際会計基準/国際財務報告基準 2?米国会計基準 3?日本の会計基準 第7章?不動産特定共同事業法 第1節?不動産特定共同事業法における匿名組合 1?法の概要 2?匿名組合を利用した投資ストラクチャー 第2節?不動産特定共同事業の会計・税務 1?不動産特定共同事業法の会計開示に関する規定 2?財産管理報告書の会計報告の具体的な内容 3?会計報告様式の例 4?不動産特定共同事業の会計・税務 第8章?その他のヴィークル 第1節?組合 1?概要 2?種類 第2節?法定4ヴィークル 1?概要 2?特定目的会社 3?投資法人 4?特定投資信託 第9章?多様な匿名組合スキーム 第1節?商品ファンド法における匿名組合 1?法の目的 2?規制の内容 第2節?商品ファンドの事例 1?事例ファンドの概要 2?商品ファンドの仕組み 3?特殊な商品ファンド 第3節?日本型レバレッジド・リースにおける匿名組合 1?レバレッジド・リースの基本的な考え方 2?投資形態 3?仕組みとその特徴 4?具体例 5?レバレッジド・リースのメリット・デメリット 6?リース取引に係る税務上の取扱い 第4節?日本型オペレーティング・リースにおける匿名組合 1?二つのリースの違い 2?資産税対策への適用 第5節?投資事業有限責任組合法(ファンド法)と匿名組合 1?ファンド法とは 2?匿名組合を利用したファンド事情 3?有責組合(任意組合)と匿名組合 第6節?匿名組合型不動産事業その他の方式 1?匿名組合型不動産事業 2?不動産または担保ローン投資の実行事例 匿名組合契約により多額の資金を公募した事例(不動産特定共同事業法) 3?不動産流動化・証券化はGK-TK-信託受益権が主流 4?匿名組合による海外スキーム事例 香港・シンガポールからの投資 第7節?その他の実務上の問題点 1?営業者が従来保有している不動産を組合財産とした場合の損益分配 2?相続税の小規模宅地等の評価減等の土地税制の適用 3?ノンリコース・ローン 4?投資事業有限責任組合 5?匿名組合契約における諸規定 6?内部統制上の諸問題 7?証券化リスク・リテンション規制 第10章?クラウドファンディングの発展とブロックチェーン技術の可能性 第1節?多様化する資金調達手法 1?資金調達手法の変化と多様化 2?為替取引と資金決済法・銀行法の規制の違い 第2節?クラウドファンディングの概要 1?クラウドファンディングとは 2?クラウドファンディングの仕組み 3?クラウドファンディングの歴史 4?世界のクラウドファンディング市場 5?日本のクラウドファンディング 6?クラウドファンディングの種類 第3節?ブロックチェーン技術によるクラウドファンディング手法の拡大 1?仮想通貨による資金調達~総額3兆円を調達したICOの衝撃~ 2?ブロックチェーンとは 3?ブロックチェーン技術とクラウドファンディング 4?匿名組合契約のスマートコントラクトの可能性 5?ブロックチェーン(暗号資産)に関する改正金融商品取引法および改正資金決済法の動き 第4節?匿名組合型ソーシャルレンディング 内容（「BOOK」データベースより） 資産流動化・証券化の決定的実践書!金融商品取引法及び資金決済法の改正、クラウドファンディングの発展とブロックチェーン技術の可能性、ESGの不動産評価など、最新の実務情報を網羅!