評論・エッセイ・読み物・その他【詳細情報】内容紹介新約聖書を構成する27文書について、個々の文書が成立した歴史的事情に留意し、各文書の多様性に丁寧な目配りをしつつ、簡潔な概観を提供する。ドイツを代表する新約学者が書き下ろした新約聖書入門書であり、教会の教義的な視点を極力排除した叙述姿勢は信頼に足る。著者 G・ボルンカム(Gunther Bornkamm)1905年生まれ。ケーニヒスベルクで教授資格を取得後、ハイデルベルクで教壇に立つがナチによって教授資格を剥奪される。ベーテル等で教え、また牧師として働き、兵役に就いた。戦後長くハイデルベルクで教えた。著書『ナザレのイエス』(善野碩之助訳)、『パウロ』(佐竹明訳)、『歴史と信仰』(未訳)ほか多数。1990年没。訳者 佐竹明(さたけ・あきら)1929年生まれ。東京大学教養学部、同大学院(西洋古典学専攻)を経てハイデルベルク、チューリヒの神学部に留学。神学博士。青山学院大学神学科教授、広島大学教授、フェリス女学院大学教授、同大学長を歴任。広島大学、フェリス女学院大学名誉教授。著書 Gemeindeordnung in der Johannesapokalypse(1966)、『ピリピ人への手紙』(69)、『ガラテア人への手紙』(74)、『新約聖書の諸問題』(77)、『使徒パウロ』(81)、『ヨハネの黙示録』(2007-09)、Die Offenbarung des Johannes(KEK, 08)ほか多数。・版型:B6・総ページ数:258・ISBNコード:9784400332169・出版年月日:2000/09/18【島村管理コード:15120230601】