その栄光と終焉祥伝社新書渡部昇一祥伝社ドイツサンボウホンブワタナベ,ショウイチ発行年月：2009年08月05日予約締切日：2009年07月29日ページ数：279p サイズ：新書 ISBN：9784396111687 渡部昇一（ワタナベショウイチ） 1930年、山形県鶴岡市生まれ。上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1955年上智大学大学院博士課程修了後、西ドイツのミュンスター大、さらにオックスフォード大へ留学。1971年、上智大学教授。1994年、ミュンスター大より名誉哲学博士号を授与される。専門分野のほか文明、歴史批評においても、幅広い活動を行なう（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）第1章　近代組織の鑑ードイツ参謀本部ーフリートリッヒ大王が制限戦争時代に残した遺産（「教訓の宝庫」としてのドイツ参謀本部／ヨーロッパの陸戦史、四つの時代区分　ほか）／第2章　かくて「頭脳集団」は誕生したーナポレオンを挫折させたプロイセン参謀本部の実力（プロイセン軍の動脈硬化／どん底に落とされたプロイセン　ほか）／第3章　哲学こそが、勝敗を決めるー世界史を変えたクラウゼヴィッツの天才的洞察（改革思想の余燼（1）ーボイエン／改革思想の余燼（2）ーグロルマン　ほか）／第4章　名参謀・モルトケの時代ー「無敵ドイツ」を創りあげた男の秘密とは何か（文学的素養と文学者的外見を持った軍人／侍従武官から参謀総長へ　ほか）／第5章　「ドイツの悲劇」は、なぜ起きたかードイツ参謀本部が内包した“唯一の欠点”（リーダーなきスタッフの悲劇／シュリーフェン・プラン　ほか）ビスマルク首相、モルトケ参謀総長の下で「史上最強」といわれた集団組織はいかにして作られ、そして消滅したか。その歴史を調べることは、とりもなおさず究極の組織論、リーダー論につながる。さらにリーダーを政治家、スタッフを軍部（自衛隊）に置き換えれば、そのまま現代の日本の理解ともなり、「文民統制」のあり方を考えるヒントともなる。ドイツ参謀本部は、まさに教訓の宝庫である。本人文・思想・社会軍事新書その他