アメリカ・センサスと「人種」をめぐる境界 個票にみるマイノリティへの調査実態の歴史

個票にみるマイノリティへの調査実態の歴史 菅（七戸）　美弥 勁草書房アメリカセンサストジンシュヲメグルキョウカイ スガシチノヘ　ミヤ 発行年月：2020年01月31日 予約締切日：2019年12月28日 ページ数：608p サイズ：単行本 ISBN：9784326200597 菅（七戸）美弥（スガシチノヘミヤ） 1969年生。2001年国際基督教大学大学院博士課程修了（博士・学術）。現在、東京学芸大学教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　アメリカ・センサスと「人種」をめぐる境界／第1章　「その他全ての自由人」ーマイノリティへのアメリカ・センサス調査の初期事例／第2章　「その他全ての自由人」の変容と調査票にみる中国人の「人種」の境界／第3章　一八五二年カリフォルニア州センサス、一八六〇年連邦センサスー「チャイニーズ」をめぐる調査票への接近／第4章　「ジャパニーズ」をめぐる調査票への接近ー一八六〇〜七〇年／第5章　「ジャパニーズ」をめぐる調査票への接近ー一八八〇年／第6章　センサスにおける認知と排斥／無視と包摂／終章　センサス「人種」分類をめぐるポリティクス アメリカ・センサスはマイノリティをどのように調査し、管理し、監視し、それが如何なる排斥につながったのか。「名もなき人々」へのセンサスの記録と日本側査証史料等の相互参照により、幕末〜明治初期の環太平洋の移動と移民史のリンケージにおいて新たに見えてくるものとは。マイノリティをめぐる歴史学の新たな方法論。センサスを通じた「ホワイトネス」への包摂と排除の歴史を繙く。 本 人文・思想・社会 政治