野の古典

安田 登 紀伊國屋書店出版部ノノコテン ヤスダ ノボル 発行年月：2020年12月26日 予約締切日：2020年11月20日 ページ数：400p サイズ：単行本 ISBN：9784314011808 安田登（ヤスダノボル） 1956年、千葉県銚子市生まれ。下掛宝生流ワキ方能楽師。高校の国語教師だった二十四歳のときに能と出会い、二十七歳で重鎮・鏑木岑男氏に入門。現在は能楽師として国内外で活躍しながら、能のメソッドを使った作品の創作・演出・出演などに精力的に取り組んでいる。東京・京都をはじめとする各地で社会人向け寺子屋を主宰（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 神話の大便、扇と夏の恋ーー『古事記』、藤原定家／お正月と罪と生贄ーー『古事記』／歌の世界へーー『万葉集』／アダルト小説的ーー『御伽草子』『風土記』／『論語』はすごいーー『論語』／誠を極めるーー『中庸』／ゲス不倫どころではないーー『伊勢物語』／源氏物語ごっこーー『源氏物語』／魂を鎮めるーー『源氏物語』、能『葵上』／呪詞としての和歌ーー『古今和歌集』『新古今和歌集』／音の文学ーー『平家物語』／闇の文学ーー『平家物語』／眠りの芸術能ーー『黒塚（安達原）』／初心忘るべからずーー『風姿花伝』／随筆なうーー『方丈記』『徒然草』／優雅な貧乏生活ーー『鶉衣』／カネとオンナーー『好色一代男』『日本永代蔵』／野の賢者松尾芭蕉／ゆっくり歩くーー『おくのほそ道』／きわどいベストセラーーー『東海道中膝栗毛』／怪談、怨霊、鎮魂ーー『死霊解脱物語聞書』『雨月物語』／漢文と日本人ーー『詩経』『笑府』ほか／声に出して読みたくなるーー『南総里見八犬伝』／わたしたちは何者かーー『武士道』 古典には立派なことばかり書いてあるわけではない。底無しの煩悩、醜い邪心、制御不能な愛欲、えげつない話ー教科書には載らない部分こそ、人間の真の姿を映し出してくれる。『古事記』『万葉集』から『南総里見八犬伝』『武士道』まで、能楽界の奇才が縦横無尽に語る。妄想力を全開に古人の記憶を呼び覚ます、異界を彷徨う脳の快楽。声に出して謡って舞って、身体に沁み込む二十四講。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本）

出版社名：紀伊國屋書店
著者名：安田登（能楽師）
発行年月：2021年01月
キーワード：ノ ノ コテン*NO NO KOTEN、ヤスダ,ノボル