社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学

対立を超えるための道徳心理学 ジョナサン・ハイト 高橋洋（翻訳家） 紀伊國屋書店シャカイ ワ ナゼ ヒダリ ト ミギ ニ ワカレルノカ ハイト,ジョナサン タカハシ,ヒロシ 発行年月：2014年04月24日 ページ数：613p サイズ：単行本 ISBN：9784314011174 ハイト，ジョナサン（Haidt,Jonathan） 1963年生まれの社会心理学者。ヴァージニア大学准教授を経て、ニューヨーク大学スターンビジネススクール教授（倫理的リーダーシップ）。2001年にポジティブ心理学テンプルトン賞を受賞。2012年に『Foreign　Policy』誌の100Top　Global　Thinkers　2012に入り、翌年には英国『Prospect』誌でWorld　Thinkers　2013に選ばれた 高橋洋（タカハシヒロシ） 翻訳家。同志社大学文学部文化学科卒（哲学及び倫理学専攻）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1部　まず直観、それから戦略的な思考ー心は“乗り手”と“象”に分かれる。“乗り手”の仕事は“象”に仕えることだ（道徳の起源／理性の尻尾を振る直観的な犬／“象”の支配／私に清き一票を）／第2部　道徳は危害と公正だけではないー“正義心”は、六種類の味覚センサーをもつ舌だ（奇妙（WEIRD）な道徳を超えて／“正義心”の味覚受容器／政治の道徳的基盤／保守主義者の優位）／第3部　道徳は人々を結びつけると同時に盲目にするー私たちの90％はチンパンジーで、10％はミツバチだ（私たちはなぜ集団を志向するのか？／ミツバチスイッチ／宗教はチームスポーツだ／もっと建設的な議論ができないものか？） リベラルはなぜ勝てないのか？政治は「理性」ではなく「感情」だー気鋭の社会心理学者が、哲学、社会学、人類学、進化理論などの知見を駆使して現代アメリカ政治の分断状況に迫り、新たな道徳の心理学を提唱する。左派と右派の対立が激化する構図を明解に解説した全米ベストセラー。 本 人文・思想・社会 心理学 心理学一般