データサイエンスが拓く歴史学 [ 歴史学研究会 ]

歴史学研究会 大月書店データサイエンスガヒラクレキシガク レキシガクケンキュウカイ 発行年月：2025年05月28日 予約締切日：2025年05月27日 ページ数：240p サイズ：単行本 ISBN：9784272501830 総論　計算と解釈の間ー歴史家のデジタル・キッチンへようこそ／第1部　量と質の相互補完（テキストデータの構造化と文献研究ー明清時代カトリック漢訳教理書の事例／原爆記念日の社説から見た被爆地広島の平和意識の変容／日英村落史的対比研究とデータ分析ー過去・現在・近未来）／第2部　相関から因果へ（データ分析に見る近代フランス地方幹部候補行政官の性質変化ーピレネー＃オリアンタル県参事会員を事例として／戦後日本における農家の労働と出産の季節性ー世帯単位データによる統計分析／明治末期日本における大気汚染と乳児死亡ー計量分析によるアプローチ）／第3部　地理・空間情報の解析（古代吉備の開発と渡来民／明治7年の種痘規則布達に伴う足柄県東部における天然痘死亡率の急減ー「江戸時代における人口分析システム」による分析結果／明治期地籍図の再評価とGISを用いた歴史的景観研究／衛星データの活用と中国古代史研究ー秦漢時代の「牧」を事例として） 歴史学はさらに豊かになっていく。量的分析と質的分析の相互補完による研究の深化、相関関係から因果関係へと進むデータ分析、地理・空間情報の解析が示す可視的な歴史像ーデジタル技術活用の可能性と課題を示す。 本 人文・思想・社会 歴史 世界史