「世界文学」はつくられる: 1827-2020

1827ー2020 秋草　俊一郎 東京大学出版会セカイブンガクハツクラレル アキクサ　シュンイチロウ 発行年月：2020年07月10日 予約締切日：2020年05月12日 ページ数：392p サイズ：単行本 ISBN：9784130801089 秋草俊一郎（アキクサシュンイチロウ） 1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士（文学）。日本学術振興会特別研究員、ウィスコンシン大学マディソン校研究員、ハーヴァード大学研究員、東京大学教養学部専任講師などを経て、日本大学大学院総合社会情報研究科准教授。専門は比較文学、翻訳研究など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 「世界文学」とはなにかーヴェルトリテラトゥーアの野望　1827ー2019／第1部　本邦、「世界文学」事始め（パラダイムを輸入するーモウルトンの「世界文学」論とその影響　1890ー1952／「世界文学全集」の時代ー『ハーヴァード・クラシックス』と円本版『世界文学全集』　1909ー1932／「世界文学全集」の光芒ー大衆教養主義の興隆と減退　1945ー2011）／第2部　マルクスの亡霊たち（革命と世界のカタログ化ー1918ー1925／六千万冊の夢ーソヴィエト版「世界文学全集」はいかに鍛えられたか　1967ー1977／「世界文学」に翻弄された男ー東洋学者ニコライ・コンラド　1922ー1970）／第3部　ワールド・リットの普及と変転（「世界文学」の発明ーウィスコンシン、マディソン　1950／新しい「世界文学」のヒロインー1956ー2004／全集から部分集合へ、さらなるエディションへとー2004ー2018）／結びにかえて　「世界文学」研究ーいまからはじまる　2020ー 出版・翻訳・冷戦・教育といったキーワードを軸に語られる、日本・アメリカ・ソヴィエトの「世界文学」の創造と終焉、そして再生。数千万の読者をほこった「世界文学全集」はなぜ消滅したのかー文学研究という自由への冒険の書。 本 人文・思想・社会 文学 戯曲・シナリオ