昭和天皇の敗北 日本国憲法第一条をめぐる闘い （中公選書）

日本国憲法第一条をめぐる闘い 中公選書 小宮京 中央公論新社ショウワテンノウノハイボク コミヤヒトシ 発行年月：2025年01月08日 予約締切日：2025年01月07日 ページ数：296p サイズ：全集・双書 ISBN：9784121101549 小宮京（コミヤヒトシ） 青山学院大学教授。1976年福岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士（法学）。専門は日本現代史・政治学。桃山学院大学法学部准教授等を経て現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第一章　「第三の聖断」は存在したか？／第二章　日本型立憲君主制の模索ー内大臣府案の政治的意義／第三章　天皇と国民主権の調和ー東京帝国大学憲法研究委員会／第四章　「第三の聖断」と異なる「希望」発言ー枢密院での審議と貴族院を中心とした非公式会合／第五章　国民主権の明示ー衆議院における「自由な審議」／第六章　元首を目指してー貴族院の闘い／第七章　解釈による元首化ー模索する昭和天皇／終章　戦後の終わり 大日本帝国憲法における元首から日本国憲法の「象徴」へー。GHQ草案をただちに受け入れたという昭和天皇の「第三の聖断」は事実なのか。憲法改正の過程をつぶさに検証し、昭和天皇の真意を明らかにするとともに、主権の所在とその文言をめぐって展開された幣原喜重郎、松本烝治ら日本政府とマッカーサー、ケーディスらGHQ、そして宮沢俊義、佐々木惣一、南原繁ら学者たちの激しい攻防を描き、戦後がいかに始まったかを問い直す。 本 人文・思想・社会 法律 法律