建国神話の社会史-虚偽と史実の境界 (中公選書 102)

虚偽と史実の境界 中公選書 古川 隆久 中央公論新社ケンコクシンワノシャカイシ フルカワタカヒサ 発行年月：2020年01月20日 予約締切日：2019年12月09日 ページ数：264p サイズ：全集・双書 ISBN：9784121101020 古川隆久（フルカワタカヒサ） 1962年東京生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科国史学専攻博士課程修了。博士（文学）。広島大学専任講師、横浜市立大学助教授等を経て、日本大学文理学部教授。専攻は日本近現代史。著書に『昭和天皇』（サントリー学芸賞）などがある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） プロローグ　史実と虚偽の境界／第1講　神話が事実となるまで／第2講　「事実」化の波紋ー国際協調の時代／第3講　建国祭と万国博覧会／第4講　「事実」化の矛盾ー満洲事変の影響／第5講　「紀元は二千六百年」ー戦時下の建国神話／第6講　「事実」化の破綻ー敗戦とその後／エピローグ　「建国神話の社会史」の旅を終えて 「先生、そんなの嘘だっぺ！」。天照大神の孫が高天原から降臨し、その孫である神武天皇がヤマトに東征、橿原宮で天皇の位に就くー。『古事記』『日本書紀』に記されたこれらの神話が歴史的事実ではないことは、戦前の普通の人々にとっても当たり前のことであった。一方で、民主化や経済振興の手段ともなった巨大な「建前」は、やがて戦時下の国民を大きな混乱に巻き込んでいく。『昭和天皇』の著者による天皇と日本社会の近代史。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史

著:古川隆久
出版社:中央公論新社
発売日:2020年01月
シリーズ名等:中公選書 １０２
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