日本人はなぜ戦争へと向かったのか: メディアと民衆・指導者編

新潮文庫 日本放送協会 新潮社ニホンジン ワ ナゼ センソウ エト ムカッタノカ ニホン ホウソウ キョウカイ 発行年月：2015年06月26日 ページ数：264p サイズ：文庫 ISBN：9784101283753 第1章　メディアと民衆ー“世論”と“国益”のための報道（“熱狂”はこうして作られた／世論とメディアによる戦意高揚／横並び報道と被害者意識／ラジオが導いた戦争への道のり）／第2章　指導者ー“非決定”が導いた戦争（開戦・リーダーたちの迷走／“非決定”という恐るべき「制度」／アメリカの誤算／一九四一年、開戦までのアメリカ）／日米開戦史を再考する／対談　太平洋戦争開戦前の「日本と日本人」 満州事変以降、現地情報を報じ、大きく部数を伸ばした新聞。軍や政治家が戦意高揚のために利用したラジオ。戦後、軍関係者が告白した膨大な証言テープから明らかになった、東条英機ら首脳部間の驚くべきやりとりー。民衆の“熱狂”を作り出したメディアの責任、アメリカとの圧倒的な国力の差を認識しながら開戦を決断したリーダーたちの迷走。歴史年表には現れない“細部”を検証！ 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 文庫 人文・思想・社会