私はご都合主義な解決担当の王女である　２/米田和佐/まめちょろ

やることなすこと深読みされて、地獄の使者のような行動と誤解されている主人公がわらえます。身近な人達から好意を寄せられていそうだけど、自覚がない主人公がもどかしく、また、謎が多い展開に先を早く読みたくてとまりません。

２巻、１巻でぼんやり匂わせられていた謎が浮かんできました。過去から執拗に狙われているらしいシルと、黒い噂を立てられているオクタヴィア。記憶をいじられてる兄王子。どうやらオクタヴィアとシル、両方が邪魔なような黒幕がいるようです。そして味方キーパーソンのデレクも転生前の小説には存在していなかったことが判明。どうも、オクタヴィアの夢の記憶にも黒幕は関与している可能性。転生前の世界の小説では判明しているはずのシルや従者アダルートンの謎も、オクタヴィアは読んでおらず知らないので、謎が絡んで多くなってます。 ネタバレしてくれる元の世界の友人なぞはいませんしね……。 というか、ただふつーに恋愛したいだけのオクタヴィアが気の毒……。ハードル高すぎますね！