柔術狂時代 20世紀初頭アメリカにおける柔術ブームとその周辺

20世紀初頭アメリカにおける柔術ブームとその周辺 朝日選書1027 藪耕太郎 朝日新聞出版ジュウジュツキョウジダイ ヤブコウタロウ 発行年月：2021年12月10日 予約締切日：2021年11月08日 ページ数：352p サイズ：全集・双書 ISBN：9784022631152 藪耕太郎（ヤブコウタロウ） 1979年兵庫県生まれ。仙台大学体育学部准教授。2002年、立命館大学文学部文学科（英米文学専攻）卒業。2011年、立命館大学大学院社会学研究科（応用社会学専攻）博士後期課程修了。博士（社会学）。専門は体育・スポーツ史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　熱狂のとば口ージョン・オブライエンと20世紀初頭のアメリカ／補論1　世界大戦と柔術ーリッシャー・ソーンベリーを追って／第2章　柔術教本の秘密ーアーヴィング・ハンコックと「身体文化」／補論2　立身出世と虚弱の克服ー「身体文化」からみた嘉納治五郎／第3章　柔術家は雄弁家ー東勝熊と異種格闘技試合を巡る物語／補論3　私は柔術狂！ーベル・エポック期パリの柔術ブーム／第4章　柔道のファンタジーと日露戦争のリアリズムー山下義韶と富田常次郎の奮戦／補論4　日本発祥か中国由来かー「日本伝」柔道を巡って／第5章　「破戒」なくして創造なしー前田光世と大野秋太郎の挑戦／補論5　「大将」と柔術・「決闘狂」と柔道ー南米アルゼンチンにおける柔術や柔道の受容 20世紀初頭のアメリカで生まれた、ジャポニズム、日露戦争、大衆消費社会などを背景とする柔術・柔道の大流行。そこには嘉納治五郎の期待を背負って米大統領に柔道指南する柔道家もいれば、レスラーとの異種格闘技試合に挑む柔術家もいたー。柔術が格闘技や護身術としてばかりではなく、健康や美容の手段ともみなされた理由。アメリカ人小説家の手によって生み出された摩訶不思議な柔術教本とその圧倒的な人気。柔術の寵児の栄光と転落からみえる、好意から敵意へと至るまなざしの変化。講道館四天王と呼ばれた山下義韶と富田常次郎のアメリカでの活動と、彼らですら否応なく巻き込まれた熱狂の渦。大野秋太郎に前田光世という若き柔道家が嘉納の教えを破ったがゆえに切り開いた別様の柔道の可能性。世界が柔術・柔道に熱狂した時代を、豊富な図版資料とともに描く。 本 ホビー・スポーツ・美術 格闘技 柔道

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著：藪耕太郎
出版社：朝日新聞出版
発行年月：2021年12月
シリーズ名等：朝日選書　１０２７
キーワード：じゆうじゆつきようじだいにじつせいきしよとうあめり ジユウジユツキヨウジダイニジツセイキシヨトウアメリ やぶ こうたろう ヤブ コウタロウ