「キノコ雲」の上と下の物語 孫たちの葛藤と軌跡 [ 原田小鈴

孫たちの葛藤と軌跡 原田小鈴 アリ・ビーザー 朝日新聞出版「キノコグモ」ノウエトシタノモノガタリ ハラダコスズ アリ・ビーザー 発行年月：2025年07月07日 予約締切日：2025年07月06日 ページ数：296p サイズ：単行本 ISBN：9784022520685 原田小鈴（ハラダコスズ） 1974年、長崎市生まれ。広島・長崎で二度被爆した「二重被爆者」、祖父・山口彊さんの体験を、母の山崎年子さん、息子の晋之介さんとともに家族で語り継いでいる。長崎大学平和講座非常勤講師 ビーザー，アリ（Beser,Ari） 1988年、米メリーランド州ボルティモア生まれ。広島・長崎両方の原爆投下機に搭乗したジェイコブ・ビーザー氏の孫。被爆者やその家族らとともに平和活動に取り組む映像作家 黒住奏（クロズミカナデ） 広島市生まれ。広島大学大学院文学研究科修士課程修了（アメリカ文学）、国連平和大学修了（平和教育）。文学研究者、文筆家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 自己紹介（コスズ　祖父は広島と長崎、両方の「二重被爆者」／アリ　祖父は広島と長崎、両方の原爆投下機に搭乗）／1　私たちのこと、祖父たちのこと（コスズ　ジェームズ・キャメロン監督の約束（2009年）／アリ　ツトムさんのことを知る（2010年）／コスズ　キノコ雲の上から（2013年）／アリ　彼は恐れていたのだろうか（2013年）　ほか）／2　往復書簡（アリからコスズへ　原爆投下に罪悪感がなかった祖父　世界は核兵器の真実を受け入れたか／コスズからアリへ　米国で訴えた「二重被爆者」の祖父「三度目、あってはならない」／コスズからアリへ　「姉妹公園」になった真珠湾と広島、謝罪なき「和解」はあるのか／アリからコスズへ　真珠湾攻撃、原爆投下、アサド政権崩壊…歴史から学ぶべきことは　ほか） 核と人間は共存できない。「いかなる理由があっても二度と原爆を使ってはいけない」山口彊氏は、そう世界の人々に伝えるための代弁者として「選ばれた人」といわれる。二重被爆者と原爆投下兵、それぞれの孫たちは葛藤を超え、分断が深まる世界で異文化を超えて協働する。戦後80年、日本とアメリカの両方から見た原爆の実相。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史