歴史論集: 〈戦後知〉を歴史化する (2) (岩波現代文庫

〈戦後知〉を歴史化する 岩波現代文庫　学術433 成田 龍一 岩波書店レキシロンシュウ ナリタ リュウイチ 発行年月：2021年05月18日 予約締切日：2021年04月10日 ページ数：430p サイズ：文庫 ISBN：9784006004330 成田龍一（ナリタリュウイチ） 1951年生まれ。日本女子大学名誉教授。近現代日本史。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 問題の入口　なぜ“戦後知”を問うのか（“戦後知”のありか／「戦後七〇年」のなかの戦後日本思想）／1　「戦後文学」の歴史意識ー歴史学からの対峙（大佛次郎の明治維新像ー半世紀後に読む『天皇の世紀』／司馬遼太郎と松本清張／松本清張の「大日本帝国」ー文学者の想像力と歴史家の構想力／「歴史と文学」）の来歴／2　「戦後知識人」から「現代知識人」へ（「戦後知識人」としての加藤周一／大江健三郎・方法としての「記憶」ー一九六五年前後／井上ひさしの「戦後」ー出発点、あるいは原点への遡行／「東京裁判三部作」の井上ひさし／辻井喬のしごとー日中友好の井戸を掘る）／3　「現代思想」への“転回”を歴史化する（山口昌男の一九七〇年前後ー「歴史学的思考」への挑発／見田宗介をめぐってのこと二つ、三つ／山之内靖と「総力戦体制」論／「日本文化」の文化論と文化史ー日本研究の推移） 敗戦から現在に至る思考の総体を“戦後知”として把握しようとする企てに、歴史学はいかに関わりうるのか。松本清張、井上ひさし、大江健三郎らの作品から、加藤周一、山口昌男、見田宗介らの思索まで、同時代の想像力を尖鋭に表現する文学や思想の読解を通じて、歴史学を専門知の閉域から解き放つ試み。現代文庫オリジナル編集。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 文庫 人文・思想・社会

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著：成田龍一
出版社：岩波書店
発行年月：2021年05月
シリーズ名等：岩波現代文庫　学術　４３３
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