西田哲学を開く――〈永遠の今〉をめぐって (岩波現代文庫)

〈永遠の今〉をめぐって 岩波現代文庫　学術293 小林 敏明 岩波書店ニシダテツガクヲヒラク コバヤシ トシアキ 発行年月：2013年05月16日 予約締切日：2013年05月15日 ページ数：288p サイズ：文庫 ISBN：9784006002930 小林敏明（コバヤシトシアキ） 1948年岐阜県生まれ。ベルリン自由大学博士号取得。ライプツィヒ大学東アジア研究所教授。哲学、精神病理学専攻（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　今ー永遠の今と他者／第2章　言葉ー言葉が消えゆき、生まれ出るところ／第3章　場所ー逸脱するコーラと無化する場所／第4章　瞬間ー断絶する今／第5章　偶然ー偶然性の時間論／第6章　現在ーカイロスの系譜 西田幾多郎の中心概念「永遠の今」を外部の多様な言説に向けて開放することで、西田哲学の新たな可能性を切り開く。プラトン、アウグスティヌス、ハイデッガー、九鬼周造、デリダ、アガンベン、木村敏といった西洋哲学、宗教学、現代思想、精神病理学の代表者たちの議論と西田の言説を突き合わせ、その緻密な解釈と検証を通して、これまで時間論で見逃されてきたカイロスの系譜とその意義を照らし出す。既成の西田研究に問題を投げかける著者十年の集大成。岩波現代文庫オリジナル版。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 文庫 人文・思想・社会