ヨーロッパとイスラーム (岩波新書)

岩波新書　新赤版905 内藤　正典 岩波書店ヨーロッパトイスラーム ナイトウ　マサノリ 発行年月：2004年08月20日 予約締切日：2004年08月19日 ページ数：224p サイズ：新書 ISBN：9784004309055 内藤正典（ナイトウマサノリ） 1956年東京都に生まれる。1979年東京大学教養学部教養学科卒業（科学史・科学哲学分科）。1982年東京大学大学院理学系研究科地理学専門課程中退。博士（社会学）。専攻はイスラーム地域研究。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　ヨーロッパ移民社会と文明の相克／1章　内と外を隔てる壁とはなにかードイツ（リトル・イスタンブルの人びと／移民たちにとってのヨーロッパ／隣人としてのムスリムへのまなざし）／2章　多文化主義の光と影ーオランダ（世界都市に生きるムスリム／寛容とはなにか／ムスリムはヨーロッパに何を見たか）／3章　隣人から見た「自由・平等・博愛」ーフランス（なぜ「郊外」は嫌われるのか／啓蒙と同化のあいだー踏絵としての世俗主義／「ヨーロッパ」とはいったい何であったか）／4章　ヨーロッパとイスラームの共生ー文明の「力」を自覚することはできるか（イスラーム世界の現状認識とジハード／ヨーロッパは何を誤認したのか） ヨーロッパ先進諸国に定住するムスリム人口は、二世、三世を含め今や一五〇〇万以上といわれている。増加と共に目立つようになってきた受け入れ国社会との摩擦は、何に由来するのだろうか。各国でのフィールドワークを踏まえて、公教育の場でのスカーフ着用をめぐる軋轢などの現状を報告し、異なった文明が共生するための可能性を探る。 本 ビジネス・経済・就職 経済・財政 その他 新書 美容・暮らし・健康・料理