原爆体験と戦後日本――記憶の形成と継承

記憶の形成と継承 直野章子 岩波書店BKSCPN_【高額商品】 ゲンバク タイケン ト センゴ ニホン ナオノ,アキコ 発行年月：2015年07月 ページ数：270， サイズ：単行本 ISBN：9784000610582 直野章子（ナオノアキコ） 九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。2002年、カリフォルニア大学サンタクルーズ校にて社会学博士号取得。主要著作に、『ヒロシマ・アメリカー原爆展をめぐって』（渓水社、第3回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞受賞）など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 被爆体験の継承と戦後日本ー「体験」から「記憶」へ／第1部　原爆体験と被爆者の間ー体験と主体の境界線（原爆体験の成立ー同心円の想像力と「被爆」の意味作用／「被爆者」の誕生と原爆被害の広がり）／第2部　被爆の記憶と戦後日本（「平和」と「原爆」の間ー「平和のための原爆」から「平和のための反原爆」へ／被爆ナショナリズムと「共感の共同体」の裂け目）／第3部　生き残りたちの原爆後ー死者の記憶と原爆体験（物語を求めてー残されし者の哀切と負い目／つかみ損ねた体験の痕跡ートラウマとしての原爆体験）／被爆の記憶を引き継ぐために 一九四五年八月に広島と長崎で原爆の被害を受け生き延びた人々は、医科学、法制度、社会・平和運動などの様々な言説群に媒介されながら「被爆者」として主体化していった。その過程の中で何が原爆体験として記憶され、あるいは忘却されていったのか。被爆者たちの戦後史をたどりながら、かれらの体験や記憶の継承の可能性を考える。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 教育・福祉 福祉

出版社名：岩波書店
著者名：直野章子
発行年月：2015年07月
キーワード：ゲンバク タイケン ト センゴ ニホン、ナオノ,アキコ