世界認識の再構築 17世紀オランダからの全体知 [ 寺島

17世紀オランダからの全体知 寺島 実郎 岩波書店セカイニンシキノサイコウチク テラシマ ジツロウ 発行年月：2025年09月09日 予約締切日：2025年09月08日 ページ数：394p サイズ：単行本 ISBN：9784000256803 寺島実郎（テラシマジツロウ） 1947年北海道生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所所長、三井物産常務執行役員、三井物産戦略研究所会長等を経て、現在は（一財）日本総合研究所会長、多摩大学学長、（一社）寺島文庫代表理事。国土交通省・国土審議会計画部会委員、経済産業省・資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会基本政策分科会委員等を歴任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） はじめに　「近代とは何か」という問いかけ／1　近代の基点としての一七世紀オランダーその世界へのインパクト／2　江戸期日本と世界ー西欧との出会いと中国からの自立過程／3　欧州のパラダイム・シフトー近代を考える視界の拡大／4　中東・アジアへの視界ーイスラムの世界化と帝国の興隆／おわりに　「近代の超克」への新たな視界 中世から近代への歴史潮流の中で「黄金時代」を築いた一七世紀オランダ。ライン川河口の低湿地帯に位置する小国は、いかにしてプロテスタントの連邦共和国として資本主義、民主主義、科学技術という近代の支柱が胎動する舞台となったのか。そして、そのオランダを「世界への窓」とした江戸期日本の「鎖国」は、その後の日本にとってどのような意味を持ったのか。西洋史、東洋史、東アジア史、日本史の相関の中で、グローバルな視界から近代とは何かを捉え直す、立体世界史の試み。 本 人文・思想・社会 歴史 世界史