歴史学は世界を変えることができるか [ 松沢 裕作 ]

松沢 裕作 岩波書店レキシガクハセカイヲカエルコトガデキルカ マツザワ ユウサク 発行年月：2025年08月21日 予約締切日：2025年07月10日 ページ数：258p サイズ：単行本 ISBN：9784000256797 松沢裕作（マツザワユウサク） 1976年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。博士（文学）。現在、慶應義塾大学経済学部教授。日本近代史、史学史専攻（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　歴史学を架橋する（歴史学のアクチュアリティに関する一つの暫定的立場／「平成」はいかなる意味で時代区分たりうるか／連続と断絶の諸類型ー近世・近代移行期日本の地域社会／「その程度」の歴史叙述ー今井登志喜『歴史学研究法』をめぐって）／2　〈夢みること〉の歴史学（国民国家論と土地問題のあいだー牧原憲夫の近代史像・再考／通史のなかの経済史家ー武田晴人『帝国主義と民本主義』と『高度成長』／〈デモクラシー〉の夢と挫折／戦争・立身・ジェンダーー明治日本の基礎過程／アーカイブズは何とつながっているかー利用者の立場から）／歴史学は世界を変えることができるか 「抑圧からの解放に向ける関心が私の研究を駆動してきた」。歴史学は、この日常、そして不条理なこの世界と地続きだ。だから、世界を変えたいと願うとき、歴史学には役割がある。抑圧の構造を読み解き、人びとの解放への夢を想起すること。そして、それらを開かれた言葉にすること。ラディカルな態度に貫かれた思索の軌跡。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 歴史 世界史