唐宋伝奇集(上)――南柯の一夢 他十一篇 (ワイド版岩波文庫)

南柯の一夢　他十一篇 ワイド版岩波文庫　373 今村　与志雄 岩波書店トウソウデンキシュウ11 イマムラ　ヨシオ 発行年月：2014年04月16日 予約締切日：2014年04月15日 ページ数：304p サイズ：全集・双書 ISBN：9784000073738 白い猿の妖怪ー補江総白猿伝（無名氏）／倩娘の魂ー離魂記（陳玄祐）／邯鄲夢の枕ー枕中記（沈既済）／妖女任氏の物語ー任氏伝（沈既済）／竜王の娘ー柳毅（李朝威）／紫玉の釵ー霍小玉伝（蒋防）／南柯の一夢ー南柯太守伝（李公佐）／敵討ちー謝小娥伝（李公佐）／鳴珂曲の美女ー李娃伝（白行簡）／夢三題ー三夢記（白行簡）／長恨歌物語ー長恨歌伝（陳鴻）／鴬鴬との夜ー鴬鴬伝（元〓（しん）） 『南柯の一夢』の主人公は官僚を嘲笑する自由人である。そういう男が役人になって栄達の限りをつくし、得意と失意をたっぷりと味わう。味わったところで夢からさめ、槐の根もとを掘るとどうだろう、夢みたとおりの小さな蟻の王国があったのだ。唐代伝奇の面白さは、幻想を追っているようで実は深く現実の人間の本質をついているところにある。（全二冊） 本 小説・エッセイ 外国の小説

発売日:2014年04月 / ジャンル:文芸 / フォーマット:全集・双書 / 出版社:岩波書店 / 発売国:日本 / ISBN:9784000073738 / アーティストキーワード:今村与志雄

内容詳細:『南柯の一夢』の主人公は官僚を嘲笑する自由人である。そういう男が役人になって栄達の限りをつくし、得意と失意をたっぷりと味わう。味わったところで夢からさめ、槐の根もとを掘るとどうだろう、夢みたとおりの小さな蟻の王国があったのだ。唐代伝奇の面白さは、幻想を追っているようで実は深く現実の人間の本質をついているところにある。（全二冊）