韓国映画OST / 『牛の鈴音』(2009)

●驚異の低コスト制作映画としてロングラン記録を打ち立てている本作、映画公開は1/15なので、公開後の発売。事実上グループanayaの音盤ともいえる構成となっており、かつ全体で19:52という、Jinuseanもびっくりのコンパクトな収録時間となっている。国楽/室内楽状態のインストをベースに、[02][09]は歌トラックで、p,cello、strings、haegeum(のsampling?)、harmonica等はスコア扱いのためか具体的な人名はないが、内訳としては、PD・作曲のホ・フン(anayaではbass、元may day、および天地人…。)、daegeum(作曲も)のミン・ソユン、民謡サイドのvo担当チェ・ユニョン、洋楽(?)サイドのvo=ペ・ジュヒ…とそもそものanayaの構成員をバラしてクレジットしてある状態(タイコ担当のみ直接的には不参加か)で、ややインプロ風なセッションで構成されたサントラ…という雰囲気に限りなく近いため、音だけでも(映画そのものの方向性とは別に)“楽”しめる作品となっている。 《曲目紹介》 01.　 メイン・テーマ 　2:31 02.　 タブンネ Radio 　1:36 03.　 共感 　1:53 04.　 崩れた牛小屋 　0:54 05.　 明け方 　1:19 06.　 同行 　0:42 07.　 死 　2:01 08.　 Missing Ending Credit 　3:44 09.　 タブンネ 2 Original 　4:05 10.　 共生 Trailer 　1:09

ドキュメンタリー映画「ウォナンソリ」のサウンドトラック。ドキュメンタリー作家イ・チュンニョル監督作品で、サンダンス映画祭のドキュメンタリー部門に出品された。年老いた農夫と、彼と共に30年を過ごしてきた40歳の牛の交流を描いた感動のストーリーが口コミで人気を集め、地元韓国ではドキュメンタリー映画として最大のヒットを記録した。サウンドトラックには、笑いあり涙ありの作品世界を静かに盛り上げる抑制の効いた楽曲10曲を収録。
■収録曲／メインテーマ／タブンネ(RADIO)／共感／崩れた牛小屋／夜明け／同行／死／MISSING (ENDING CREDIT)／タブンネ2 (ORIGINAL)／共生(TRAILER)